

「若いうちは苦労を買ってでもしろ」という言葉。今でこそ言葉の重さや重要さは理解出来ますが、以前の私は残念ながら、苦労を買わずに避けてきました。「就職活動もせずに無謀にも単身渡豪」まさにそれを象徴した行動です。そんな私は父の逆鱗に触れ、「家業を手伝え」と言わんばかりに帰国命令が出されたのです。(汗)既に跡継ぎとして兄(隆志)がおりましたから、私としては文字通り「お手伝い」の感覚で入社したのです。しかし入社2年後(1995年)に父が他界。社会人として未熟であった私に、社員からの風当たりが強くなったのもこの頃でしたね。
これはマズいと感じた私は「自分の存在価値<意義>」を高める一心で仕事に打ち込む以外に道はありませんでした。しかし、これまで苦労を避けてきた私に、ツケが一気に押し寄せたのは言うまでもありません。もっと自分を磨いておくべきだったと猛省。毎日の様に現場で怒られながらもグッと悔しさを堪えつつ、「必死に頑張る事の積み重ねが今の自分には必要なんだ」と言い聞かせ、現場での激務を従業員と共に経験した事で、社内外の私への信用が少しずつ取り戻せたのではないかと、今になって初めて感じますね。その後、責任ある立場として成績が残せる様になったのも、当時の経験の賜物といっても過言ではありません。
実は私のモチベーションを支えていたのは社内に対する「反骨心」でした。要は社内しか見えず、まだまだ視野が狭かったのです。将棋に例えるならば、自分が「駒」として、あわよくば「飛車」「角」で王手だっ!と一生懸命でしたが、自分が「棋士」として「飛車」「角」を動かそうという考え方は当時の私には出来なかったですね。ちょうどこの頃、自分に対する経営のジレンマを感じたのと同時に、経営者としての資質を高めなくてはと感じ始めたのです。
兄(隆志)からの紹介で青年部会に入会させて頂いたのは2006年。それまで営業としての異業種交流の場はあっても「経営者の集まり」には初参加でしたから最初は戸惑いましたよ。でもほぼ同年代の方々が積極的に活動している姿を見て刺激を受けたのです。私が事業に参加する度に声を掛けて頂いたり、何しろ諸先輩方は感じの良い方ばかりです。
この懐の広いウェルカムムードが「法人会=別世界というハードル」を低くして頂いたのだと、今では感謝するばかり。こうして「仲間」と出会えた事で、自然と青年部会の交流の輪に入っていく事が出来たのだと強く感じますね。(笑)その後、新たな交流の輪、厚生委員会に加入させて頂きました。厚生事業の企画や当日の運営を通じて、大変でしたが、それ以上に青年部会の楽しさを実感する事が出来ましたね。参加者の皆様に喜んで頂いた時は、安堵感と達成感を覚え、感慨もひとしおですが、何よりも、こうした活動を通して多岐に活躍されている経営者の皆様とご一緒させて頂く事で、様々な考え方や物事の進め方・人への気遣いなどを日々勉強させて頂いているのです。
「経営者仲間の交流」青年部会にはヒントが満載です!
この活動がご縁で、平成21年度から厚生委員長をお引き受けする事になりました。役員としての経験もない私には重責ではございますが、まずはこれまで自分が感じた様に、新入部会員の方々を中心に「青年部会の楽しさ」「出会いの素晴らしさ」そして「青年部会スタッフの活動に対する熱い思い」を伝えられる様な事業を企画・運営したいと考えている次第です。また推挙して頂きました先輩に恥をかかせぬ様、皆さんのお力をお借りしながら大役をまっとうしたいと思います。
青年部会の事業方針である「若手経営者の資質の向上」「税務知識の向上と普及」「地域社会への貢献」は
ひとつひとつに意義のある活動ですし、私自身も出来る限り参加させて頂くつもりです。経済は未だ厳しく、不透明感が拭えない状態ではありますが、一人(独り)で戦うより、青年部会で知り合えた経営者「仲間」からヒントやアドバイスを乞うたり・・・と、青年部会で培った「体験」が活きる時が必ずや来ると信じて止みません。そして私は今までの恩返しとして、厚生事業を通して、皆様の「人と人とのコミュニケーションの輪」を広げられるよう、お役に立ちたいと思うばかりです。どうぞ、皆様、宜しくお願い致します。
鈴木 博久 (すずき ひろひさ) / 芝法人会 青年部会 西新橋地区 所属
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