

大学を卒業後、外食産業大手、当時のロイヤル株式会社(現 ロイヤルフォールディングス株式会社(当時)に入社。所謂、家業であるホテルを継承していくための修行ですよね。接客ノウハウを学びたかったので、店舗での仕事を希望し、店長を目指して勉強の毎日でした。特に信州・松本や新潟市内での店舗勤務は、私の経営哲学の基本を形成してくれた大切な経験でしたね。
そんなガムシャラに経験を重ね、ノウハウを吸収していた日々でしたが、ある時、そんな私に転機が訪れたのです。父の病気です。ガンだと告知されたのです。私は家業を継ぐ決心をせざるを得ませんでした。
父の経営していた会社(芝大門ホテル)に入社したのは平成3年9月。ホテルといっても“ビジネスホテル”という宿泊特化型のスタイルで昭和57年の創業当時からおかげさまで業績はほぼ順調でした。しかし、空調機器の状態がイマイチ…、夏の暑い時期は冷房の効きが悪く、クレームも数多く発生する事もしばしば。私が空調関係の改修計画を任され、平成4年8月に全館休業し、改修工事をしたのが入社後最初の大仕事でしたね。何せ、丸々ひと月休み、その間の売上もなく、お客様は他のホテルに行ってしまい、「たとえ再オープンしてもお客様が本当に来て頂けるだろうか?」「それと多額の借入金を返済できるだろうか?」という不安が脳裏をよぎりました。ですが、思い切って改修工事を決断!あの時の決断には勇気が要りましたね。
無事、リニューアルオープンの日を迎え、バブルがはじけた時期にも関わらず業績も順調に推移。ほっとしたのもつかの間、その年の12月に父が他界。営業部門を中心に仕事をしていた私は、財務や労務管理にはほとんど手をつけていない状況でしたから大変でしたね。(周囲からも変な噂がたつほどだったとか・・)
その様な状況で、相続、事業承継、会社経営などの様々な問題がふり掛かり、何とかギリギリで切り抜けてきたのが正直なところでしたね。精一杯頑張りましたよ。この時に経営者としての勉強の場が必要だと感じ、地元の大先輩からの勧めもあり、芝法人会青年部会に入会させて頂いたのです。父の置き土産とでも言いましょうか。右も左も分らなかった私ですが、偶然にも親会の広報委員会に参加させて頂きましたが、広報について勉強させて頂いた事は、経営者としての自分にプラスになっていますし、自分のビジネスにも繋がっている…と、今になって感じるのです。
「経営者にプラス!」法人会活動にはその要素が満載です
今現在、社団法人である芝法人会は、平成20年12月に施行された公益法人の新制度により、その存在意義が益々問われている時代に突入しました。今は試行錯誤している段階ですが、いずれは公益法人としての「公」の担い手としての部分がクローズアップされる事でしょう。法人会としての公益性を“社会貢献活動”に見出していく流れ。時代が求めるムーブメントですから、その流れは加速しそうですね。法人会の基本理念のひとつである「地域社会への貢献」というテーマを出来る限り掘り下げた活動をしたいと感じています。
青年部会の組織は8つの地区に分かれているので「地域社会」=「8地区」と捉えて、社会貢献活動の一助となるべく、青年部活動を通して貢献が出来れば素晴らしいと思っています。その活動が芝法人会青年部会の存在意義を見つめ直し、ここに集う部会員相互の交流を図ることで、各自が経営者(経営者予備軍)としての資質を磨くことが大切ではないかと強く感じる次第です。
厳しい経済環境は今しばらく続きそうですが、このような時だからこそ、経営者として自身の足元を見つめ、自社の経営体質を強化していく事が重要であると、私は考えるのです。どうか、法人会青年部活動を上手に利用していただき、 “聴いて 感じて 伝えて 磨く”ことを実行できる経営者を目指しましょう。
佐久間 克文 (さくま よしふみ) / 芝法人会 青年部会 神明地区 所属
<パーソナルデータ>
<ビジネスデータ>
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